2004年09月27日

ジャック・ティボー

昨日ニューヨークシティバレエを観てきました。すばらしいの一言。バレエ鑑賞は初心者ですがこれからは他のバレエ公演にも機会を見つけせっせと通おうと思っております。さて、本日はフランスの名バイオリニスト、ジャック・ティボーさんの誕生日(1880)です。ソロだけでなくアルフレッド・コルトー、パブロ・カザルスによるカザルス・トリオの一員としても有名ですね。女流ピアニストのマルグリット・ロンと共に有名な『ロン=ティボー・コンクール』を始めた人でもあります。綴りは『Long-Thibaud』。3年おきにピアノとバイオリンの選考が行われ、丁度今年はピアノの年。11月です。ではまた明日。

Posted by ashi at 14:17

2004年09月21日

ガブリーロフ

本日はロシアのピアニスト、アンドレイ・ガヴリーロフさんの誕生日(1955)です。母親のネータさんも音楽家。ううむ、まだ40代ですか。今や『わずか18歳でチャイコフスキー・コンクールに優勝した天才』なんてコピーで語るのがチャンチャラおかしいほどの大演奏家ですね。年齢にこだわり彼から連想する他のピアニストの生年を挙げてみると、イーヴォ・ポゴレリチ(1958)、ミハイル・プレトニョフ(1957)、ミハイル・ルディ(1953)、小山実稚恵(1959)。ちなみにガヴリーロフが1位を取った時の面々は、2位チョン・ミュンフン、3位ユーリ・エゴロフ、4位アンドラーシュ・シフ、5位ドミトリ・アレクセーエフ…。いつ見てもすごい年です。ではまた明日。

Posted by ashi at 15:26

2004年09月20日

サラサーテ

本日はスペインの作曲家/バイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテさんの命日(1908)です。バイオリンの名手として名高いですね。新進ピアニストとして売り出し中のサン=サーンスとデュオを組み演奏旅行をしたりしたそうです。ラロがサラサーテにバイオリン協奏曲を捧げていたりと、優れた演奏家の存在は古今東西を問わず多くの名作を生み出しました。モーツァルトにもクラリネットの名手の為の作品があります。『作曲家自身が聞きたい音楽を書いた』という場合には、折角書き上げても演奏不可能となってしまっては意義が半減という側面もありますね。ではまた明日。

Posted by ashi at 16:08

2004年09月18日

斉藤秀雄

本日は、音楽教育者/指揮者の斎藤秀雄さんの命日(1902〜1974)です。没後30周年なのですね。ご存知、日本の指揮者の草分けです。小沢征爾はじめ日本の指揮者のほとんどが斉藤門下を通り世に出て行きました。私が指揮を習った方もその流れ。斉藤先生によるオレンジ色の著書『指揮法教程』は思い出の一冊です。和声などの音楽理論系と同様、外来文化受容の一つの有り様を象徴する事細かな『マニュアル本』っぷりは、今やその功罪が指摘されたりもしますが、果たした役割や普遍性を全否定する人は皆無ですね。ではまた明日。

Posted by ashi at 01:39

2004年09月15日

ウェーベルン

本日はすごい日です。オーストリアの作曲家アントン・ウェーベルンさん(1945)とジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスさん(1980)の命日だという事に加え、誕生日の人がドイツの指揮者ブルーノ・ワルターさん(1876)、作曲家、池辺晋一郎さん(1943)、スイスの作曲家フランク・マルタンさん(1890)に、ソプラノ歌手ジェシー・ノーマンさん(1945)。。。と、錚々たる顔ぶれ。9/15には何かあるらしい。ウェーベルンの『極小形式』と呼ばれる後期の楽曲には耳を鍛えられます。静かに聞き入っていると普段聞こえない様々な音が聞こえてくる…そんな感じ。その死は終戦間もないオーストリアで駐留米軍に誤射されるというひどいものでした。ではまた明日。

Posted by ashi at 05:14

2004年09月11日

クープラン

本日はフランスの作曲家フランソア・クープランさんの命日(1733)です。M.ラベルの作品『クープランの墓』でも有名なあの人。あの曲は母を亡くしたラベルがその追悼の意を込めて、また、戦争でなくなった人や文化へのリスペクトを込めて名付けたと言われています。話がそれますが、あれは名曲ですよね。自分でも特にこの管弦楽版は大好きです。1曲目冒頭の飛翔感ともいうべき見事さにはいつも感嘆しきり。聞くと元気が出ます。当のクープランはクラブサン曲が特に有名ですね。自身も演奏の名手だったとか。今日はテロから3年目にもあたります。ではまた明日。

Posted by ashi at 21:21