2006年03月22日

宮川泰

昨日、作曲家の宮川泰さんがお亡くなりになりました(1931-2006)。享年75。最近(?)では「名匠宮川組」のボスとしての宮川さんや、紅白歌合戦を始めとするNHKでの活躍でご存知の方が多いでしょうか。少し上の世代では、日テレの「シャボン玉ホリデー」のあの人と言った方が通りがいいかもしれません。京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)を経て大阪学芸大学(現・大阪教育大音楽科)を中退し上京したといいますから、相当の根性の持ち主ですね。あの押しの強さもなるほどな印象。息子さんの宮川彬良(本名:晶)さんも今や編曲界にこの人アリといった感じです。ではまた。

Posted by ashi at 01:58

2006年03月13日

ヴォルフ

ドイツの作曲家フーゴー・ヴォルフさんの誕生日(1860〜1903)です。歌曲の作家として特に有名でしょうか。ご存知『ドイツ歌曲』はモーツァルト・シューベルトの流れを継ぎ、シューマン・ブラームスそしてヴォルフ・R-シュトラウスと進化/深化しました。ヴォルフ自身が書いた当時の批評文がワーグナー派のそれで、ブラームスを嫌っていた事がしばしば話題になりますが、彼の作品を見れば分かる通り「好き・嫌い」といった単純な気持ちでいた訳ではなさそうです。独特の屈折した世界観が取っつきにくさに繋がっているとしたらちょっと残念。ではまた。

Posted by ashi at 01:59

2006年03月09日

ヨハン・パッヘルベル

本日はドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルさんの命日(1653〜1706)です。没後300年という記念すべき日なのですがあまり盛り上がっていませんね…。完全に「モーツァルト生誕250年」に話題を奪われている格好です。有名曲が「カノン」しかありませんから仕方の無いところでしょうか。ちなみにその「カノン」という曲、正確には「カノンとジーグ ニ長調」の中の一曲です。バッハの父親と親交があったとか。そういう世代なんですね。しかし例え一曲でも自身の作品が300年以上も演奏され続けているというのは作曲家冥利に尽きるでしょうね。会ってハナシを聞いてみたいものです。ではまた明日。

Posted by ashi at 02:30

2006年03月08日

桜井和寿

なぜかアクセスできない日々が続いておりました。久しぶりの更新です。本日誕生日を迎えるのは、ミスター・チルドレンの桜井和寿さん(1970〜)。。36歳ですか〜。作曲をし終えた時に「ついにミリオンセラーとなる楽曲が出来た!」と叫んだと言われる楽曲「Closs Road」は、たまに授業でも採り上げます。楽曲の構成やメロディの運び、コード進行や歌詞に至るまで「当時のJ-Pop」としての典型例にあふれていて面白い。皆の心に届いたからこそ典型となった、という言い方も出来ると思いますが、とにかくテキト〜に作った楽曲との違いは歴然。名曲ですよね。ではまた。

Posted by ashi at 01:56