2004年03月29日

ヴァンゲリス

最近バタバタしており更新にヒーヒー言っております。。。が、そんな中、新しい演奏家の登場です。プロの和太鼓奏者、小林太郎さんです。ソリストのコーナーで本日より公開!!きっちりと編集されたプロモーションビデオを送っていただきました。是非ご覧下さい。実はまだ公開待ちの方がいらっしゃいます。頑張ってなるべく早く公開いたします。ちなみに本日はギリシャの作曲家/キーボーディスト、ヴァンゲリスさんの誕生日(1943)です。アカデミー作品・脚本・作曲賞に輝いた映画『炎のランナー』をはじめ、『ブレードランナー』『南極物語』のサウンドトラックは不朽の仕事と言えるでしょう。ではまた明日。

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2004年03月27日

グローフェ

本日はアメリカの作編曲家ファーディ・グローフェさんの誕生日(1892)です。亡くなったのが1972年ですから長生きですね。ロスアンジェルス交響楽団のVla.奏者からポールホワイトマン率いるダンス楽団のピアニスト兼編曲家として活躍したそうです。作品中有名なのは何と言っても『グランド・キャニオン』でしょう。1931年初演。TV番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』で、勝ち抜け!のかけ声とともに流れていた旋律がその一部です。実は私、あの部分の表拍と裏拍を完全に逆に勘違いしていました。シンバルが頭と思いきやあれが裏。知った時は驚くやらおかしいやらで笑ってしまいました。ではまた明日。

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2004年03月26日

ブーレーズ

本日はフランスの作曲家/指揮者ピエール・ブーレーズさんの誕生日(1925)です。79歳。トータルセリー技法の人として有名ですが何より『耳がいい』の一言に尽きると思います。耳がいいと言っても遠くの音が聞こえるとか絶対音感などという話ではなく各作品に光るセンスの良さ。メシアン、レポヴィッツの弟子ですね。すっかり指揮者として有名になってしまいましたが10年ほど前には日本初演も含めた自作を沢山持って『ブーレーズフェスティバル』の為来日しました。連日連夜、都心へ通ったのをよく覚えています。現在は電子音楽の総本山たる研究所『IRCAM(イルカム)』の所長さん。ではまた明日。

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2004年03月25日

バルトーク

身の回りが輪をかけてバタバタしてきました。多少の更新頻度低下をご理解頂ければ幸いです。。。さて、本日はハンガリーの作曲家バルトーク・ベラさんの誕生日(1881)です。彼がアメリカへ渡る前に最後に住んでいたという家を以前訪れた事があります。今は記念館になっており様々な展示物が並べられていました。作曲家として成功していた彼らしく立派なお宅でした。屋敷というほど大きくはなくむしろ小さくモダンで魅力的でしたが丘の上の閑静な住宅街にあり一階は丸ごと使用人の居住スペース、2階は小さな教室ほどの音楽室、3階が家族の住まいという案配だったと記憶しています。ではまた明日?

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2004年03月22日

中山晋平

本日は作曲家、中山晋平さんの誕生日(1887)です。『しょうじょう寺の狸囃子』『雨降りお月さん』『黄金虫』『てるてる坊主』『しゃぼんだま』と、題名を聞いただけで旋律の思い浮かぶ童謡の数々を作曲しました。今でこそ童謡の典型のように言われる『4小節ごとのメロディー』や『ヨナヌキ音階』も“晋平ぶし”と呼ばれた彼の貢献度大。ちなみにヨナヌキとは、音階の4番目と7番目を抜いた音階のこと。つまりドレミファソラシの内、ファとシを使わずにメロディーを作ります。ピアノの黒鍵だけを弾くと同じ事になりますね。それっぽいメロディーが出来ますからお試しあれ。ではまた明日。

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2004年03月21日

バッハ

本日はドイツの作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハさんの誕生日(1685)です。9歳の時に母親を、10歳の時に父親を相次いで亡くし独りになっています。しばらくは兄夫婦の家に世話になりますが15歳で教会の合唱団員に給付金付きで合格。その後、美しいボーイソプラノが声変わりしてしまってからはいよいよ教会オルガニストの道へ。各地の教会の試験を受け、数年ごとにより大きな教会へ就職していきます。早くから『腕一本』の苦労人生と言えますね。頑固な人柄だったという事に関係しているかもしれません。ちなみにムソルグスキーさんが同じ日に生まれています(1839)。ではまた明日。

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2004年03月19日

ハノン

本日はフランスのオルガニスト/ピアノ教育者シャルル=ルイ・ハノンさんの命日(1900)です。有名なピアノ教則本、通称『ハノン』の作者。実は私、ハノンがフランス人とは今日まで知りませんでした。どこの国の人か考えた事が無かったというべきでしょうか。考えてみれば日本のピアノ入門書は多彩ですね。主だったところだけでもバイエルやツェルニーのドイツ系、メトードローズはフランス系、同じくピアノ教則本で有名なエドナ・メイ・バーナムはアメリカ人、と幅広く流通しています。日本ならではの現象なのでしょうか。ロシアや韓国等アジア諸国の事情も詳しく知れば面白そうですね。ではまた明日。

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2004年03月18日

コルサコフ

本日はロシアの作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフさんの誕生日(1844)です。ロシア5人組の一人として有名ですね。代表作はアラビアン・ナイト=千一夜物語を題材にした『シェエラザード』でしょうか。彼の本職は海軍士官でしたが、ずぶの素人という訳ではありません。6才でピアノ9才で作曲を始めたそうですから立派。日本でも一般大学のピアノ愛好会やオーケストラにとんでもなく上手な方がたまにいますね。ペテルブルク音楽院の教官になってからの弟子はストラビンスキー、プロコフィエフ、レスピーギ、グラズノフと有名どころがずらりです。ではまた明日。

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2004年03月17日

ニューマン

本日はアメリカの映画音楽作曲家アルフレッド・ニューマンさんの誕生日(1901)です。アカデミー賞史上最多9回の受賞を誇ります。『聖少女』での作曲賞&劇・喜劇映画音楽賞のダブル受賞など。フォックス・ストリングスと言われた弦楽器のロマンティックな鳴らし方は彼が20世紀フォックス社で音楽部長を歴任する等活躍した時期のもの。20世紀フォックスが製作した映画の冒頭で流れる画面(サーチライトが交錯するアレ)のバックで鳴るファンファーレも彼の作曲です。日本人では1987年に『ラスト・エンペラー』で坂本龍一教授が他2名との合作でアカデミー作曲賞を受賞していますね。ではまた明日。

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2004年03月15日

ライ・クーダー

本日はアメリカのギタリスト、ライ・クーダーさんの誕生日(1947)です。2000年1月に公開されたドキュメント映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に出ていたプロデューサーと聞けばハタと膝を打たれる方もいらっしゃるでしょう。引退していたり歴史に埋もれていたりした名演奏家達を大変な熱意と行動力で探し出し、世にあの名演を復活させました。あれ以来世界中でキューバ音楽の素晴らしさが再認識され今も衰えていませんね。それから何と言ってもヴィム・ヴェンダース監督の映画『パリ、テキサス』のサウンドトラック!私の中では10本、いや5本の指に入る名作です。ではまた明日。

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2004年03月14日

クインシー・ジョーンズ

ちょっと忙しくなってきましたが何とか更新がんばります。さて本日は作編曲家/プロデューサー、クインシー・ジョーンズさんの誕生日(1933)です。いつの間にか70歳を超えています!1985年のチャリティー企画『ウィ・アー・ザ・ワールド』のメイキングビデオでライオネル・リッチーと共に楽しそうに動き回っている姿が印象的でした。元々はトランぺッターとしてライオネル・ハンプトン楽団、ディジー・ガレスピー楽団といった名門楽団で吹いていましたが今やそれよりもプロデューサーとして有名ですね。ちなみに『となりのトトロ』の音楽などで知られる久石譲さんの名は彼の名をもじったモノ。ではまた明日?

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2004年03月13日

ヴォルフ

ちょっと忙しくなってきましたが何とか更新がんばります。さて本日はオーストリアの作曲家フーゴー・ヴォルフさんの誕生日(1860)です。ドイツ歌曲の雄。モーツァルト、シューベルトから始まるドイツ歌曲の総仕上げといいますか、いわば爛熟の極みを導いたのがR.シュトラウス以上にこの人でしょう。書いた歌曲は数百曲に達するそうです。熱烈なワグネリアンとしても有名ですね。ワグネリアンの一般的な傾向に漏れず彼もまたアンチ・ブラームスでした。ドイツ歌曲の大家をこれでもかと否定したのですから面白いです。同世代はプッチーニ、マーラー、ドビュッシーといった面々。ではまた明日?

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2004年03月11日

カウエル

本日はアメリカの作曲家ヘンリー・カウエルさんの誕生日(1897)です。NYとカリフォルニアで学んだ後、ベルリンへ留学しています。音大作曲学科の授業では必ず習う人。その理由の一つが『ピアノにおけるクラスター奏法』です。ピアニストでもあった彼が多用したこの奏法は、従来のド・ミ・ソといった和音を捨てドからソまでなどと指定された音域の鍵盤を『全て同時に』手のひら等を使い鳴らすもの。幼児が手のひらで適当にジャンジャン弾くのを想像すれば間違いありません。小難しい話を続ければ、リゲティやペンデレツキなどのトーン・クラスター(音郡作法)と一緒に考えるのは注意が必要。ではまた明日。

Posted by ashi at 01:46

2004年03月10日

松田聖子

本日は歌手松田聖子さんの誕生日(1962)です。今日で42歳。18歳でデビューしています。デビュー曲は資生堂『ekubo』のCMソングにもなった『裸足の季節』。デビュー後いきなりブレイクし『青い珊瑚礁』は翌年の甲子園入場曲になるほか各賞を総なめにしました。『風立ちぬ』『赤いスイートピー』などの初期の曲は今もそらで歌える方が多い事と思います。当時日曜朝にTBSラジオでカウントダウン形式の番組が放送されており、新曲を出す度に上位に居座るのを毎週聴いていました。今の時代『国民的』という存在自体が滅びていくのは当然と思いますが、あれはあれで面白かったですね。ではまた明日。

Posted by ashi at 04:21

2004年03月09日

バーバー

本日はアメリカの作曲家サミュエル・バーバーさんの誕生日(1910)です。映画「プラトーン」で使われた「弦楽の為のアダージョ」が有名作曲家へのきっかけになりました。この楽曲が著名人の葬式でしばしば使われるようになるにつれ「これは葬式用の曲じゃない」と反発していたそうですが、結局は当の本人のお葬式でもバーンスタイン指揮により演奏されてしまっています。決して「悲しい」などと済ませられない名曲と思いますので、葬式に使うなという主張は理解出来ます。しかし涙を誘う事は間違いありませんね。映画の公開は86年ですので亡くなってから5年後という事になります。ではまた明日。

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2004年03月08日

レオンカヴァッロ

本日はイタリアの作曲家ルッジェーロ・レオンカヴァッロさんの誕生日(1857)です。一歳下のプッチーニとは「ボエームのアイデアを盗まれた」という理由で決定的な仲違いをしています。あの有名なオペラの原作はミュルジェの「ボエームの生活風景」という著作です。文才にも優れていたレオンカヴァッロはそれを自身で台本に起こしプッチーニに「僕が台本、君が作曲」と持ちかけたそうです。しかし却下され仕方が無いので自身で作曲を始めたところしばらくしてプッチーニが「ボエーム」を書いている事が判明。激怒したレオンカヴァッロも「ボエーム」を書き上げますが結果は皆さんご存知の通り。ではまた明日。

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2004年03月07日

ラヴェル

本日はフランスの作曲家モーリス・ラヴェルさんの誕生日(1875)です。スイス人技師の父とスペイン人の母との間にバスク地方のシブールで生まれました。つまりフランス人ではありません。生後4ヶ月でお隣フランスへ一家で引っ越し、14歳の時にパリ音楽院へ進学しています。ガブリエル・フォーレに師事。ちなみにパリでは万国博覧会がこの年に開かれています。彼の作品で好きなものの一つが『ピアノ三重奏曲』。愛国者だったラヴェルが志願従軍する直前に遺作になるかもしれない覚悟で書いた作品で、構成美と情熱と気品と…すべてがここに!!!ではまた明日。

Posted by ashi at 03:08

2004年03月06日

キリ・テ・カナワ

本日はソプラノ歌手キリ・テ・カナワさんの誕生日(1944)です。ジェシー・ノーマンさんの一つ上ですね。ひけを取らぬ大歌手です。マオリ族出身の父親とヨーロッパ人の母親のもとニュージーランドのギズボーンで生まれ、ニュージーランドで音楽を学んだ後、英国のロンドン・オペラ・センターに入学。82年にはエリザベス女王より男性の“サー”の称号に当たる“デイム”の称号を受けています。とにかく幅が広いのが特徴でしょうか。オペラ、宗教曲、ミュージカル何でもこなします。「ウエストサイドストーリー」スタジオ録音版のメイキングビデオは必見。ホセ・カレーラスなど共演陣も豪華です。ではまた明日。

Posted by ashi at 16:08

2004年03月05日

ヴィラ・ロボス

本日はブラジルの作曲家エイトール・ヴィラ=ロボスさんの誕生日(1887)です。ギター音楽の数々で有名ですね。ブラジル音楽が世界を席巻して久しいですがどんどん洗練されていく中でアマゾンの密林を伴う国である側面が薄まっているような気がします。彼の代表作の一つに「ショーロス」がありますが、これは当時のポップス「ショーロ」と共に発展したもの。「ブラジルの民族音楽を取り入れ…」などと紹介されますが少しニュアンスが違います。ブラジル音楽の特徴の一つが「クラシック音楽とポップスが同時進行で発展した」ことであることはよく言われる事ですが、このショーロスなどは典型。ではまた明日。

Posted by ashi at 09:40

2004年03月04日

テレマン

本日はドイツの作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンさんの誕生日(1681)です。バッハ、ヘンデルと3人そろって同い年なのは有名ですね。以前TVで、とある歌手が一曲作る所要時間を「15分」と答えているのを聞き度肝を抜かれましたが、テレマンもそれに近い印象です。何と言いますか「自身の魂を掘り下げ掘り起こしひっくり返して二つにたたんで…」というような作曲姿勢からはほど遠いペースで作曲していました。一般市民相手の隔週の音楽雑誌を自ら創刊し小さな新作を連載していた、またそれが大人気だったそうですから現代の小説家ですと赤川次郎さんなんかを連想します。ではまた明日。

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2004年03月02日

スメタナ

本日はチェコの作曲家スメタナさんの誕生日(1824)です。ご存知、交響詩「わが祖国」の作者。「モルダウ」はその2曲目ですね。あまり知られていませんが、ベートヴェンと同じく晩年聴覚を失いました。40歳を過ぎたころから難聴になったため音楽学校での授業や演奏活動を止め、作曲だけに専念したそうです。「わが祖国」が書かれたのは40代前半ですからまさにこの時期です。享年60。名曲にエピソードありってのは決してマスコミ的な事だけじゃないと思わされます。名曲といえば彼のピアノトリオも隠れた名曲。是非一度お聞きください。ではまた明日。

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2004年03月01日

石丸先生誕生日

本日は指揮者/作曲家の石丸寛さんの誕生日(1923)です。TVCFで「違いの分かる男」として出演していましたのでご存知の方も多いでしょう。本サイトに登録頂いている合唱団「東京コンサートシンガーズ」は石丸さんの立ち上げた合唱団。以前私自身も関わりを持っていましたが合唱団のライブラリには石丸さんの手による作品/編曲モノが豊富でした。あれは貴重。ところで、本日からこのページにMOVABLE TYPEというブログ・システムを取り入れました。友人の上野氏の手によるものです。私の希望でブログの良いところを一つも使っていませんが。それは追々。ではまた明日。

Posted by ashi at 02:08